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木曽郡の人口2万7256人に減少

 木曽郡の1月1日現在の人口は2万7256人で、前年同日比2・10%(584人)減少した。高齢化率(65歳以上人口の割合)は41・35%で、同0・88ポイント上昇した。65歳以上の高齢者人口が前年とほぼ同数だった一方、15歳から64歳までの生産年齢人口が同3・39%(470人)減り、若い世代の減少が、人口減と高齢化に拍車をかけている。

 町村別では、人口の減少率は大桑村の2・89%(111人減)が最も大きく、木祖村の0・95%(28人減)が最も小さい。高齢化率は南木曽町が最も高い。木曽町は高齢化率が前年郡内で唯一30%台だったが今年は40%を超え、6町村全てが40%台に達した。いずれの町村も高齢者人口に比べ、生産年齢人口の減り具合が大きい。
 市民タイムスは平成19年から毎年1月1日現在の人口を6町村に照会して集計している。それによると、郡人口は21年の3万2718人に比べ5462人少なく、木曽町の半数に匹敵する人数がこの10年で減少した。減少率は29年まで1%台だったが30年、31年と2年連続で2%を超え、人口減少は加速しているとみられる。
 県が本年度スタートさせた平成34(2022)年度までの総合5カ年計画によると、木曽郡の人口は各町村が施策を講じても2040年には2万人を切ると推計されている。人が減る流れを食い止めるのが困難な中で、総合計画の木曽地域計画は「人口減少下でも『木曽らしい』上質な生活」を営める地域を目指すとする。
 県木曽地域振興局の増田隆志局長は「情報技術の発展で都会との格差は薄れつつある。木曽の良さ、木曽らしさを保ち発信していくことで、移住定住や交流人口、木曽のサポーターを増やしたい」と今後の取り組みを見据える。「子供が将来を考える時に(木曽で暮らすことも)選択肢の一つになるように、木曽の産業や文化の魅力を教えていくことも大切だ」と話している。

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