教育・子育て

金井さん作文で最高賞

 犯罪や非行のない地域社会を目指して法務省が提唱する「第68回"社会を明るくする運動"」の作文コンテストで、松本市の山辺小学校6年生・金井みのりさん(12)が書いた「気付いたこと│心に寄りそえる人に」が、小学生の部最優秀賞の法務大臣賞に輝いた。松本少年刑務所(桐3)での女性刑務官との会話や、学校生活での出来事から「自分ができることをしよう」と記した。14万6300点の応募があり、県内で最高賞を受賞したのは中学生の部を含めても初めて。

 金井さんは昨年8月、せっけんを買うために母と少年刑務所を訪れ、受刑者が刑務作業で作った愛らしい置物などに感銘を受けた。女性刑務官の「(受刑者は)寂しい思いから母親の関心を引きたいために罪を犯した」との話に衝撃を受け、犯罪者のイメージが一変したという。子供が犯罪や非行に走らないためには「安心できる環境」が必要だとし、友人の心に寄り添って、学校にいる間は安心して楽しく過ごせるよう「私たち一人一人ができることを考えていきたい」とつづった。
 8日には金井さん、松本地区保護司会の山元秀泰会長らが市役所を訪ね、同運動松本市推進委員長の菅谷昭市長に受賞を報告した。菅谷市長は「これからもいろんなことに関心を持って」と激励した。読書好きで文章表現が得意な金井さんは「すごく驚いて実感が湧かないけれど、うれしかった」とはにかみつつ「書きたいと思うことがあったら作文に挑戦したい」と語った。
 県内26小学校775人から応募のあった「県作文コンテスト」で最優秀作品となり、中央推薦された。昨年末に東京都内で表彰式が行われた。作文コンテストは法務省"社会を明るくする運動"中央推進委員会が主催して平成5年に始まった。