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塀の鉄筋探査機 安曇野市が導入 市民に無料貸し出し

 安曇野市は、ブロック塀に鉄筋が入っているかどうか、簡単に調査できる「鉄筋探査機」2台を導入し、今月に貸し出しを始めた。市民や市内の企業などが無料で借り、自分たちで操作し、鉄筋の有無を調べることができる。塀を撤去するかどうか判断する際、結果を参考にしてもらう。地震発生時に塀が倒れ、圧死するような悲惨な事故を防ぐことが狙いだ。生け垣への転換も促し、街の緑化にもつなげる。

 昨年6月、大阪北部地震で塀が倒れ、女児が亡くなった事故を受け、身近な塀の強度に関心が高まりつつある。「点検をしてみたい」という市民のために、手軽に操作できる探査機を貸すことにした。市は、自宅のブロック塀を撤去し、生け垣にする市民を対象に経費の一部を助成する「緑のまちづくり事業」を推進している。探査機の貸し出しは、この補助制度の利用増加も目的としている。
 探査機はハンディータイプで、自宅や事業所にあるブロック塀に当てて、表面をなぞって使う。鉄筋のある場所に近づくと、ブザー音や表示で知らせる仕組みだ。
 貸し出しは1回につき1台、期間は2日間までとなる。区やPTA、市内に土地や建物を所有する個人や法人も借りられる。事前に市建築住宅課に電話で予約する。借りる当日に、市役所2階の同課で申込用紙に記入する。本人確認ができる運転免許証や個人番号カードなどを示し、探査機を受け取る。同課は「鉄筋を入れた練習用の模擬壁を用意している。この壁を使い、探査機の操作方法を丁寧に教えるので、ご安心を」としている。
 問い合わせは市建築住宅課(電話0263・71・2242)へ。

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