政治・経済

松本で威勢よく初競り 公設市場、30周年の節目

 松本地方の食の流通を担っている松本市公設地方卸売市場(松本市笹賀)の初市が5日に開かれた。平成元年に市場が業務を開始してから、今年で30周年となる。市場関係者は節目の年の初めに生鮮品の安定供給を守る決意を新たにし、威勢の良い掛け声とともに初競りを行った。

 市場開設者の菅谷昭市長が各売り場を回り、市場関係者の労をねぎらった。青果売り場では集まった関係者約70人に「新鮮な青果物を安定供給してもらっていることに感謝したい」と述べ、市としても地場産農産物のブランド振興などに努めていく考えを示した。
 初競りは青果売り場で行われ、小売業者らが白菜やアスパラガス、ナズナなどを次々と競り落としていった。カット野菜の製造販売を手掛ける会社・山芳(松本市平田西1)の山田昭正社長は「今年は野菜価格の高騰などがないよう、天候が安定した1年であってほしい」と話していた。
 青果卸の長印松本支社や水産卸のマルイチ産商松本支社によると、野菜や果物、魚介類などは年明け以降おおむね例年並みの価格で推移している。