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松本城で正月の趣き満喫 新春祝賀式で本丸庭園開放

 松本市の国宝松本城で3日、新年の幕開けを祝う「第28回新春祝賀式」が開かれた。市民や観光客ら6316人が無料開放された本丸庭園で昔ながらの遊びや抽選会の企画を楽しみ、お城を身近に感じつつ、日本の正月ならではの趣きを味わった。
 開門に先立ち黒門枡形で式典が行われ、菅谷昭市長は「市民の皆さんが知識や経験を生かし、歴史や文化薫る松本の象徴として松本城が末永く保存されることを願う」とあいさつした。先着100人に無料配布される松本藩主・戸田家の家紋と城をあしらったピンバッジなどを求め、開門前には1000人近くが行列を作った。
 本丸庭園内では羽根つきやコマ回し大会が開かれ、親子連れや外国人客が遊びに興じていた。母親や祖父母ら家族5人で訪れてピンバッジをもらった島内小学校2年生・赤穂優奈さん(8)は「うれしい。遊ぶのも楽しい。元気で楽しい一年にしたい」と話していた。
 市と市教育委員会が主催し、お城の愛護保全に努める松本古城会が主管している。郷土玩具が当たるお楽しみ抽選会も開かれたほか、国宝松本城古城太鼓の演奏や松本アルプホルンクラブの演奏も行われ、にぎやかな雰囲気に包まれた。