連載・特集

2019.1.9みすず野

 なじみではない飲食店や居酒屋に入って、メニューを見ながら店の人に「えー、これお願い」と指で示したところ、すぐに通じなかった。そんな経験をされた方、いるのではないか。店の人が日本人ではなく、日本語が読めないのであった◆外食業、旅館業などに外国人労働者は、現在でもいる。4月からは改正入管法が施行され、来年度だけで最大4万7550人の受け入れが見込まれる。主に介護、建設、農業、外食の分野である。わが国の労働力不足は年々深刻になるとされ、外国人に頼ろうというわけだ。当然予想されるのが、同じ生活圏でのさまざまなトラブル◆習慣や文化が異なる。ごみ出し一つ取っても、日本人はルールを守るのが当たり前と思っているが、外国人がきちんと分別し、収集日に出してくれるとは限らない。医療費や各種費用の問題も持ち上がるにちがいない。外国人との共生は、地方になればなるほど難しいように思われる◆しかし、業種によっては、外国人に頼らざるを得ない実情がある。共生のための法整備はもちろんだが、外国人に丁寧に説明し理解を得ること、こちら側の意識改革も求められよう。

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