連載・特集

2019.1.29みすず野

 青山俊董さん(塩尻市)から届けられた新刊『禅のおしえ12か月』(佼成出版社)には各月3編ずつ、季節の移ろいや仏事、人生に関する青山さんの随筆が載る◆1月の2編目は「柳のように、しなやかに」と題し、身を切る寒風、心浮き立つ春風、風にもさまざまあるが、柳のごとくしなやかに対応することが、人生の旅路では必要だと説いている。さて、いろいろあった大相撲初場所が幕を閉じた。人気横綱の稀勢の里が引退、その稀勢の里に初日快勝し、絶好調だった御嶽海は、左膝をけがし、途中休場◆再出場した日、全勝の白鵬に土をつけ、そこから白鵬はまさかの3連敗、休場してしまった。終わってみれば、34歳玉鷲が初優勝、わからないものである。どんな世界でも組織でも世代交代してゆくが、角界は明らかにその時期を迎えた。ここ1、2年で横綱、大関の顔ぶれががらっと変わるのでは◆御嶽海は押し、おっつけの威力が増し、自分の立ち合いができたときは、かなり強い。体重を増やし過ぎないようにし、支える膝を治して、翌大阪場所に臨んでほしい。そう柳のようにしなやかに、春風を待つごとくといきたい。

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