連載・特集

2019.1.10みすず野

 「昭和一桁世代」「焼け跡世代」「団塊の世代」「しらけ世代」「新人類世代」「団塊ジュニア世代」「ロスジェネ世代」「ゆとり世代」...。世代ごとさまざまな言われ方をしているが、どの世代に属しますか◆いや、両方にまたがっている、という人もおられよう。団塊の世代は昭和22(1947)年から24年にかけて、戦後の第1次ベビーブームが起きた時代に生まれた人たち。他世代に比べ人数が多い。すでに70歳前後である。「全共闘世代」とも言われる。大学時代、安保やベトナム戦争反対を唱え、全共闘運動を展開した◆ただし、団塊の世代だけでなく、それより前の焼け跡世代も、全共闘世代に含まれる。全共闘と言えば、学生が東大安田講堂を占拠し、警視庁が機動隊を動員して、厳寒の1月18日から19日、封鎖鎖解の手段に出た、あの攻防戦を思い出す。立てこもって、最後まで抵抗した東大生の一人を知っている。あれから50年になる◆その後のしらけ世代に属するので、当時の高揚感を直接は知らない。何だったんだ、と思うと同時に、政治や主義を熱く論じ、怒り、行動したエネルギーには羨望を禁じ得ない。