地域の話題

南農生が枯山水の庭造り 花フェスタで地域PRへ

「安曇族」をテーマにした庭造りに励む生徒たち
 南安曇農業高校の環境クリエイト科環境デザインコースの3年生が、安曇野市堀金烏川の県道塩尻鍋割穂高線(通称・山麓線)沿いに枯山水の庭園を造っている。来年4~6月に中信4市で開かれる「信州花フェスタ」に合わせた取り組みで、サブ会場となる国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区への通り道であることから、観光客や市民に地域をPRしたいと張り切って製作している。
 縦8メートル、横11メートルの長方形の敷地にヤマボウシやサツキ、ツツジ、イヌツゲなど10種類の花木約80本を植える。遊歩道を設け、石積みで囲んだ中に白砂を敷いて海を表現する。地域を開拓した海人族の「安曇族」をテーマに石田花穂さん(17)がデザインした。  庭園造りは石田さんの「課題研究」でもあり、教諭に手伝ってもらいつつ7月から1人でこつこつと整地を進めてきた。11月に本格的な製作に入り、同級生11人の手を借りて進めている。今月中に完成の予定だ。  12日も製作を行い、石を切って遊歩道に敷いたり石積みを組んだりした。石田さんは「だんだん形になっていくのを見るのがうれしい。大勢の人に喜んでもらえたら」と作業に励んでいた。  若者に建設産業の楽しさを体感してもらい、地元への就職を促す県の「自分たちでつくろうプロジェクト」の一環で、県有地を借りて取り組んでいる。指導する本田耕一教諭は「あまりない貴重な機会。子供たちには良い経験になると思う」と話している。