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雪がない 明暗くっきり ゴルフ場とスキー場 

雪のないゴルフ場でプレーを楽しむゴルファーたち(松本カントリークラブ)

ej12130065i.jpg 今冬は11月下旬ころから高温傾向が続いた影響で、松本地方のスキー場はオープンの遅れが懸念されている。ゲレンデ周辺の山にも積雪はほとんどなく、人工降雪機で雪を作っても雨などで解けてしまい苦戦している。一方でゴルフ場は雪がなく暖かいため、例年よりにぎわっている。本来は夏と冬のレジャーが交代するはずの師走に入り、雪で明暗が分かれている。

 雪が少ない影響で、松本・木曽地方のゴルフ場は例年より営業日が増え、連日多くのゴルファーがプレーを楽しんでいる。各ゴルフ場とも雪でクローズした日はほとんどなく、関係者からは「こんなに雪が積もらない年は珍しい。予定通りに営業できる」と好天に感謝する声が聞かれる。営業期間を延長したゴルフ場もある。
 松本市内田の松本カントリークラブでは13日、約80人がゴルフを楽しんだ。雲一つない快晴で、地元の仲間とプレーした同市今井の男性(72)は「今日は特に絶好のゴルフ日和」と笑顔を見せていた。同ゴルフ場では例年、降雪によるクローズが12月中旬までで2、3日あるといい、大月晴良社長は「この冬はクローズがまだ1回もない。晴天が続きうれしい」と話している。今月24日まで営業する。
 木曽町日義の木曽駒高原カントリークラブは、雪が積もらなかったため予定より営業期間を1週間延長し、16日まで営業する。
 年が明けて1月2~6日に年始プレーの日を設けている豊科カントリー倶楽部(安曇野市豊科田沢)は「おかげさまで年始プレーは予約でいっぱい」と雪が少ない冬に感謝していた。
 松本市奈川の野麦峠スキー場は13日に安全祈願祭を開いた。当初予定通り20日にオープンできそうだが、高温続きで雪造りが進まず、計画していた最上部から麓までを貫く計3キロコースでの開業は無理だという。中間部を除き、上部と下部に分けて計1・3キロコースで開業する予定だといい、奥原昇太副支配人は「ここ数日で強く冷え込んできた。何とか間に合わせたい」と語る。
 同市安曇のMt・乗鞍スノーリゾートは、当初予定の15日開業が可能かどうかの最終判断を、前日の14日に発表すると決めた。指定管理者2事業所の雪造りが苦戦し、予定する2コースの開通に必要な雪造りに追われる。担当者の男性は「開業後に再び気温が上がって雪が解けてしまわないかも心配」と気をもんでいた。
 朝日村のあさひプライムスキー場は、当初15~21日に予定していたプレオープンを取りやめ、本オープンの22日の開業を目指す。老朽化した人工降雪機関連の施設の破損や11~12日の雨もあって必要な雪が確保できず、今後の冷え込みに期待する。
 麻績村の聖高原スキー場も年末オープンを目指すが「降雪がなく開業がずれ込む可能性も否定できない」としている。