政治・経済

信大生の陳情 不採択

 松本市議会教育民生委員会(阿部功祐委員長、8人)は13日、市が来春の施行を目指す「市受動喫煙防止条例(仮称)」に関し、違反者に指導だけではなく過料を科す罰則規定を求める大学生の陳情を審査し、反対多数で「不採択」とした。「やりすぎ」「良識に訴えるべき」との意見が相次いだ。

 陳情書を提出した学生団体「信州大学地域参画プロジェクトCHANGE(チェンジ)」の有志で、同大教育学部1年・赤羽研哉さん(20)ら2人が訪れ、趣旨説明した。「健康寿命延伸」を掲げて外国人観光客も多く訪れる都市で、子供や若者の健康が受動喫煙で脅かされないよう実効性の担保を求めた。過料は、健康啓発セミナーや、分煙のための喫煙所開設などの使途を明確に示せば「納得されるのでは」とも話した。
 「採択が妥当」とした議員は1人で、他からは「趣旨は素晴らしいが実行は難しい」という声のほか、「市民の良識を信頼すべき」「モラルの醸成を図ることで防止しなければいけない」「将来的に条例改正で過料もできる」との意見が出された。
 実際に松本駅前の禁煙区域で喫煙者を見た経験なども踏まえ、赤羽さんは「モラルを信じるのが現状に照らしてどうか疑問もある。市民意見公募の結果や条例制定の動向も注視したい」と話していた。