教育・子育て

塩尻市教委が「サテライト職員室」 市内小中学校の教職員が情報共有できる場に

サテライト職員室に集い、情報共有や意見交換する市内15校の事務職員たち
 塩尻市教育委員会は13日、市内全15小中学校の教職員が共同で使用できる「サテライト学校職員室」を塩尻西小学校内に開設した。少子化に伴う教職員数や学級数の減少を背景に、単独の学校内での教材研究や共同業務に課題が生じる中、市内全校の教職員を広く"同僚"ととらえ、知恵や知識、教育スキルの共有を図っていきたい考えだ。市教委によると開設は全国的にも珍しく県内では初めて。
 3年前まで市教育センターの事務室だった約80平方メートルの空き部屋を活用し、既存の備品を持ち寄った。22台をそろえたパソコンからは各校にある各教職員のパソコンにアクセスできるため、勤務先と同様に会議や研修を行うことができ、作業の効率化も図れる。初日は15校の事務職員約20人が集って事務部会を開き、学校財務や教職員服務について活発に情報交換していた。  市教委教育総務課によると専科教員や養護教諭、栄養職員、司書ら専門の教職員は各校に少数や一人で配置されるため、具体的な職務内容を同僚とアドバイスし合うことが難しい。また近年、世代交代に伴い増加する若手教員のサポート体制も課題になっている。そこで市教委と学校事務職員でつくる「学校の働き方改革共同研究グループ」が6月から、学校の垣根を越えて教職員がつながりを深め、高め合える環境の整備を研究してきた。  教職員は普段は各校に勤務しつつ、必要に応じて柔軟にサテライト職員室を使用できる。山田富康教育長は「教員の働き方改革がひいては教育の質の向上につなげられれば」と期待した。