教育・子育て

塩尻の待機児童20人 市が初確認 全員3歳未満

 塩尻市は11日、子供を認可保育園に預けられない「待機児童」が、10月1日現在で20人いることを明らかにした。塩尻市が待機児童を確認したのは初めてで、全員が3歳未満児。希望する保育園が空くまで待つ「潜在的待機」も33人おり、市は待機児童を解消するためのさまざまな対策の実行を迫られている。

 市議会12月定例会の一般質問で、永井泰仁氏(自民党)の質問に中野昭彦こども教育部長が答えた。市こども課によると、待機児童の内訳は0歳児が11人、1歳児が9人。潜在的待機児童の内訳は0歳児1人、1歳児19人、2歳児11人、3歳児2人となっている。
 市は本年度から、保育園の入園要件に「3歳未満児を家庭で育児すること」を加えている。保護者は上の子(4歳以上)を保育園に預けても、働かずに3歳未満児を家庭で育てられるようにした。この要件に該当する3歳未満児は4月1日時点で100人おり、同課は「この要件がなければ待機児童がさらに増えていた」とみる。
 平成27年度に広丘野村保育園の「地域交流室」を3歳未満児の保育室に改修し、29年度に嘱託保育士の初任給を約2万円引き上げて保育士確保を目指す対策も講じてきたが、保育需要に追いついていない。このほど終了した来年度入園児の1次受け付けでは、前年度より40人多い1885人が申し込んでいる。
 市内では、3歳未満児に特化した民間の小規模保育施設(定員19人以下)を開設する動きが2カ所ある。市は保育施設のさらなる改修と、民間の力を受けて待機児童解消に努める。現在、未就学児の保護者にアンケートを実施しており、青木正典課長は「内容をくみ取り、今後の計画を立てたい」と話している。