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平出の復元住居 修復へ 台風被害 かやぶきふき替え

 塩尻市宗賀の平出遺跡公園にある縄文時代の復元住居3棟が9月の台風21号で被害を受け、市は近く、かやぶきの全面ふき替え作業に着手する。平成16年に復元されて以降、全面ふき替えを行うのは初めてとなる。

 縄文の村の集落エリアにある竪穴式住居7棟のうち、東側の3棟の被害が特に大きく、カヤが吹き飛ばされて穴が開くなどしている。柱が傾いた棟は入り口も大きくゆがんでいて危険なため閉鎖している。3棟のうち最も大きい復元住居は、高さが3・5メートル、内部の広さは54平方メートルある。
 縄文の村は約5000年前の縄文時代中期の集落を再現したもので、かやぶきの住居が弧状に並び、南側には信仰の対象となった立石を据えた広場がある。復元住居7棟は2年をかけて建設され、18年4月から一般に公開されている。公開後はカヤの部分補修で維持されてきた。
 市は3棟の修復費用890万円を一般会計補正予算案に計上し、開会中の市議会12月定例会に提出している。