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塩尻・田川浦湖のヘラブナ釣り 利用者減 夏の猛暑やカワウ 影響か

 塩尻市郊外のみどり湖に隣接する田川浦湖の今季のヘラブナ釣りが、11月末で終了した。利用者数(4~11月)は前年同期比12・3%減の2423人で、3年連続で減少した。市は今夏の猛暑で釣りそのものが敬遠されたとみている。関係者によると、魚がカワウに食べられたり、大雨による土砂流入で水が濁ったりして釣果が上がらなかったことも、減少の要因にあるようだ。

 「今年は10枚釣れればいい方だ」。シーズン終了間際の11月29日、松本市笹賀の男性(70)は釣り桟橋でそうつぶやいた。週に2、3回は田川浦湖に訪れ、平成27年以前は半日で40、50匹を釣り上げたという。「魚の絶対数が減っているのではないか」と話す釣り客もいた。
 毎年7月にヘラブナ釣り大会を開く実行委員会の百瀬清克実行委員長は「役員が毎朝見回りに来ているが、カワウは必ずいる。捕獲など抜本対策を取らなければ、ただ食べられてしまう」と嘆く。
 来季は6年ぶりに、耐震補強工事を終えたみどり湖での釣りが再開される予定となっており、先月にはヘラブナ3・5トンがみどり湖に放流された。ただ、3期に分けて工事をしている桟橋の改修が中途で、プレオープン的な位置づけとなる。市観光課は、みどり湖周辺に多くの人が訪れることに期待しつつ「平成32(2020)年の完全リニューアルに向けた助走の年にしたい」と話している。