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2018.12.14みすず野

 ことしの世相を1字で表す漢字は「災」だという。日本漢字能力検定協会がおととい発表した。聞いた瞬間、嫌な字にしたものだと思ったが、西日本豪雨、北海道地震など自然災害が相次いだので、それも仕方あるまい◆9月に起きた最大震度7の北海道地震は将来、道東沖の巨大地震につながる可能性が指摘された。「何十年、何百年先かはわからないが、北海道で地震が起こりやすくなった」と、専門家は分析している。現代科学をもってしてもこの程度しか予測できないのだ。当地では「糸魚川―静岡構造線(糸静線)」である◆4区間「北部」「中北部」「中南部」「南部」に分け、各区間で予想される最大規模の地震の30年以内の発生確率が、政府の地質調査研究推進本部から発表されている。安曇野市明科~松本塩尻~諏訪湖の「中北部」の確率が特に高く、いつ大地震が起きても不思議はない。できる限りの備えをしておきたい◆禍転じて福と為す、はよく言われることわざ。自然災害のみならず、災いを被ってしまった際、じっと耐え、復調して、それをいい経験に幸せを得ることはある。来年はそういきたいもの。

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