連載・特集

2018.12.13みすず野

 一人で自転車を楽しむ友人がいる。信州から太平洋まで行って、その港で海の幸と地酒に舌鼓、帰りは自転車を折り畳んで、電車に乗って戻るという。こうした遠出のほか、レンタルサイクルによる観光名所めぐり、家の周りの散歩、通勤など自転車の利用範囲は広い◆自転車が注目され出したのは20年ほど前。二酸化炭素を排出しない環境対応がきっかけだったが、近年は健康づくり、観光振興策としても脚光を浴びる。特に都会では、渋滞に巻き込まれない、満員電車に乗らなくて済むなどの理由で、自転車通勤が増え続けているらしい◆「自転車に乗り始めて、肥満が解消された。筋力もついた。趣味としては最高」と友人はにっこりするが、交通事故の危険がどうしてもつきまとうという。転倒、車の接触、歩行者との衝突。交通マナーをきちんと守っていても起こり得る。自転車は、スピードが出る「車両」だからだ◆松本市はホームページで「自転車を利用する皆さんへ」と題し、「安全利用5則」を掲げて、注意を呼びかけている。自転車は車道が原則で、車道は左側を通行、飲酒運転や2人乗り、並進は禁止などである。

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