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祝・山雅J1で消費に活力 セールや記念企画が盛況

優勝と昇格を受けて人気が高まっている山雅グッズ(レアルスポーツ)

 松本山雅FCのJ2優勝とJ1昇格決定を受けて、スポンサー企業などが行っているお祝いセールや企画が盛況だ。決定直後には客足が通常の週末より大幅に伸びたところも多く、消費の刺激にもなっている。前回J1で戦った平成27年にはJ2時をはるかに超えるアウェーサポーターが松本を訪れたことなどから、商業や観光関係者の間からは経済波及効果がさらに膨らむことを期待する声も聞こえてきた。

 松本市石芝3のスポーツ店・レアルスポーツは、優勝決定直後に、山雅関連商品を除く店内全商品を1割引きにするセールを始め、18日には前週日曜日の2倍の買い物客が訪れた。各種競技用シューズや冬物衣料など比較的高額な商品の売れ行きが伸びている。割引はないものの、山雅のユニホームやグッズも「記念に」と買い求める人が多く、ネットショップでは全国から注文が集まっている。
 アルピコ交通(井川城2)は18日から、上高地線の車両に「祝 J1昇格」と書かれたヘッドマークを掲出しているほか、松本駅前の複合商業施設・アルピコプラザで同日、山雅のチームカラーの緑色の特製メロンパンを先着300人に配布した。石芝3の入浴施設「林檎の湯屋おぶ~」は19日と20日、入浴料や緑色のメロンソーダを割り引くなどの企画を行っている。
 百貨店の井上は、松本市深志2の本店と、山形村の複合商業施設・アイシティ21で18日と19日に記念セールを行った。全館で緑色の商品などの対象品が1~5割引きになり、本館では食料品の販売が好調だった。同社宣伝企画課の草深智明課長は「松本全体の経済活性化につながれば」と期待する。
 山雅がJ1で戦った平成27年の県内への経済波及効果は、J2時を大きく上回る54億円だったとする調査もある。松本ホテル旅館協同組合によると、初めて松本を訪れるアウェーサポーターも多かったことから、観光を兼ねて滞在した人も目立った。同組合の小林磨史理事長は「来年も多くの方が松本を訪れてくれると期待している。どんなもてなしが可能か知恵をしぼっていきたい」と話している。