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上高地の観光シーズンに幕 河童橋たもとで閉山式

 北アルプスの山岳景勝地・上高地(松本市安曇)の観光シーズンを締めくくる閉山式(実行委員会主催)が15日、梓川に架かる河童橋のたもとで開かれた。関係者や観光客ら約400人がシーズンが無事に終了したことに感謝し、冬山シーズンと来季の安全を祈願した。

 実行委員長で上高地観光旅館組合長の奥原宰さん(62)は「閉山式は21回目を迎えるが、私が覚えている限り、このような暖かい日差しの中で風もなくこの日を迎えたことはない」とあいさつし、「最近は外国人の来訪者が増え、タイやドイツからの観光客が増えた」と今シーズンを振り返った。
 河童橋のたもとで神事が厳かに行われ、橋の中央で鏡開きをした後にお神酒を流して清め、観光客に振る舞った。松本市波田から訪れた主婦・中島亜希さん(53)は「初めて閉山式に来た。天気が良くすばらしい景色を見ることができた」と話していた。
 市山岳観光課によると、今季の上高地は10月末までの入り込みが約119万2000人で前年同期比1・2%増と微増した。晴天の日が多かった7・8月が好調で、台風などで天候不順の9月は客足が鈍った。10月の紅葉シーズンで盛り返し、12月までには例年並みとなる123万人前後となる見込みだ。