政治・経済

受動喫煙条例 松本市が骨子案

 松本市は15日、たばこの受動喫煙防止強化を目的に制定を検討していた「市受動喫煙防止条例(仮称)」の骨子案を、市役所で開かれた市たばこ対策推進協議会(会長・伊澤淳信州大学学術研究院保健学系教授)で示した。松本駅お城口でモラルに基づいた禁煙を求める「さわやか空気思いやりエリア」を、条例で喫煙を禁止する「受動喫煙防止区域」に移行し、人通りの多い区域などに拡大する。制定されれば、健康の観点で喫煙を規制する県内初の条例となる。

 市は今後、21日の市議会教育民生委員協議会に骨子案を示し、パブリックコメント(市民の意見)を募集する。結果を踏まえ、来年の市議会2月定例会に条例案を提出し、4月1日の施行を目指す。
 骨子案では受動喫煙防止区域で喫煙した人に対し指導を行うとした。罰則規定の設定については協議会委員の間で意見が分かれ、今後さらに市民らの意見を聞きながら内容を検討する。区域の拡大については、該当地域の住民や商業関係者の意見を聞きながら順次行っていく。平成32(2020)年に全面施行される改正健康増進法で原則屋内禁煙となるレストランなども、骨子案では敷地内禁煙とした。
 市は受動喫煙対策を強化する一方、受動喫煙防止区域やその近隣に公共喫煙所を設置して分煙を図るとした。
 市健康づくり課の塚田雅宏課長は条例制定に向け「市民や議会の意見に耳を傾けながら進めていきたい」と話していた。