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サポーターが土蔵調査 安曇野市の美術館が連携

 安曇野市内の美術館や博物館でつくる連携事業実行委員会が本年度、初めて公募した「ミュージアムサポーター」が活動を始めている。各館が企画するイベントを補助したり、資料の整理を手伝ったりするボランティアで、17人の応募があった。15日にはこのうち5人が参加し、穂高北穂高の安曇野高橋節郎記念美術館で土蔵を調査した。

 サポーターは、美術や歴史が好きな人や、自らの学びを深めたい市民に活躍してもらうのが狙いだ。市によると、すでに他の美術館でも展覧会の準備などに参加している。
 15日は、穂高北穂高出身の漆芸家・高橋節郎さん(1914~2007)を顕彰する同記念美術館に集まり、敷地内にある生家の「北の蔵」を調べた。非公開の土蔵で、高橋家の生活用品などが収められており、収蔵品は未整理だった。参加者は学芸員と蔵に入り、漆器や陶磁器を木箱から取り出し、確認した。手洗い用の器具や書が記されたびょうぶもあり、参加者は興味津々の様子で眺めていた。
 今後は月1回程度活動し、高橋家で使われた品の名称や制作年、用途を調べたり、収蔵品を一般公開する展示会を来年2月に開催したりする。穂高有明の京屋裕さん(67)は「普段は入ることができない蔵であり、どんなお宝が出てくるか楽しみ」と話していた。