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塩尻市洗馬の妙義地区 来年度から土地改良事業

 塩尻市洗馬の妙義地区で来年度、県営畑地帯総合土地改良事業(平成31~40年度)が始まる。梓川を水源とする国営幹線の受益地となっている芦ノ田、元町・上組地区に、新たに長崎原地区を加え、計115ヘクタールを潤し、3地区の管理組合を統合して維持管理経費と農地の集約化を図る。市が14日、市議会議員全員協議会で報告した。

 芦ノ田地区(70・5ヘクタール)と元町・上組地区(22・7ヘクタール)の畑には現在、国営幹線の調整池から3カ所の加圧機で水が送られている。ただ、これらの設備が老朽化して管の破損や加圧機の故障が頻繁に起き、維持管理の負担が大きくなっている。一方、長崎原地区(21・7ヘクタール)は小曽部川から水を引いているが、干ばつ時の水量確保に不安がある。
 このため土地改良事業では、沓沢湖の北側の標高820メートル地点に貯水槽を新設し、調整池から水を揚げた後、できるだけ自然流下で3地区に水を送る計画となっている。これにより、現在3地区に計4カ所ある加圧機場を揚水機場と加圧機場の各1カ所に集約でき、年間約650万円の維持管理経費の軽減が図られるとしている。用排水施設整備(総延長31・8キロ)のほか、水路兼用の農道(同17・7キロ)も整備し、自由に散水できる状況と排水機能を確保する。
 事業費は25億円。負担割合は国50%、県27・5%、地元(市・農家)が22・5%となっている。市の予定補助額は2億8200万円。