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山形と王滝が公民館活動で交流 特産品味わい、旧跡巡る

一緒に長芋などの料理を楽しむ参加者

 山形村公民館と王滝村公民館の交流事業が13日、山形村内で行われた。社会教育に携わる職員の研修で知り合った両館の公民館主事が、公民館活動では村外との交流が少ないという考えで一致したのがきっかけで昨年度に始まった。両村住民が年に1回ずつ、相手の村を訪ねる形で始めた行き来は2巡目に入った。

 教養講座を重ねている山形村公民館の活き生き大学の受講生ら14人と、王滝村公民館が募った村民ら5人が参加した。村農業者トレーニングセンターで山形村特産の長芋を生かした料理を一緒に作って会食し、村史談会の上條光男会長の案内で村内に点在する道祖神を訪ねた。
 開校式で山形村の中村則光館長は「長芋の山形村(だということ)を、宣伝させてもらえれば」とあいさつした。王滝村の澤田義幸館長は「山形の文化を学ばせてもらいたい」と話した。
 料理は「とろろドレッシングのシーフードサラダ」や「そばガレット」などユニークな献立で、中大池に本店があるレストランひげじいのオーナー・横水貴幸さんが作り方を教えた。
 料理をしながら会話の輪が広がり、山形村の村瀬倭文子さん(80)が「地域によって違うことがある。交流はいいこと」と話すと、王滝村の松越柳子さん(70)は「郷土ならではの料理を知ることができて楽しい」と応じていた。
 訪問時には来訪者に、特産品を生かした料理や伝統食品の作り方を教えたり、地域の旧跡を訪ねたりしている。公民館活動は、他の自治体との交流が少ないといい、交流のきっかけをつくったいずれも村公民館主事の山形村の上條哲也さんは「広域的なつながりを探りたい」、王滝村の木下大輔さんは「視野を広げたい」と今後の交流に期待していた。