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長峰荘 譲渡先公募へ 来年3月で営業終了

 安曇野市が公共施設再配置計画で平成31年度に「譲渡または廃止」の方針を示している宿泊入浴施設・長峰荘(明科中川手)について、市は12日、来年3月末で営業を終了し、指定管理期間の再延長はしない考えを市議会経済建設委員会協議会に示した。民間譲渡を視野に観光宿泊事業者などに水面下で声掛けをしており、地元の要望も踏まえて譲渡を引き受ける民間業者の公募、選定を目指す。

 市によると、現在の指定管理期間が来年3月末で満了となり、現在の業者は撤退する意向を示している。市に指定管理者の再公募や直営を行う考えはなく、現状のままでは、来年4月以降は閉館になる見通しだ。
 一方、市は観光宿泊事業者など幅広い業態に声掛けをし、民間譲渡の可能性を探っている。鎌崎孝善商工観光部長は委員会協議会で「貴重な助言をもらう中で、数件ではあるが、少し興味を持ってくれている所もある」と明かした。
 長峰荘の将来像を巡って市は、明科地域の各種団体でつくる「長峰荘の存続と発展を目指す会」と懇談を重ね、浴場の存続などの要望を聞いている。今後、施設を廃止する条例案を市議会12月定例会に提出し、可決後に、業者の公募・選定といった民間譲渡の準備を本格化させたい考えだ。
 ただ、来年3月末の営業終了までに業者を選定し切れ目なく運営を引き継ぐことは厳しいとみられる。市観光交流促進課は「公募するにあたっては地元の意向を踏まえて条件を設ける必要がある。準備に半年は掛かるのではないか」との見方を示している。