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楢川で砂防3事業進む 県発注 土砂防止柵や堰堤

 塩尻市の楢川地区で、県発注の三つの砂防関連事業が進められている。贄川の信州リハビリテーション専門学校の西側斜面に崩壊土砂防止柵を設けるほか、木曽平沢の二つの沢に砂防堰堤をそれぞれ建設する。事業費の合計は11億1000万円におよび、土砂の崩落・流出から地域を守る。

 贄川の防止柵設置は急傾斜地崩壊対策事業として行われ、長さ10・5メートルの鋼鉄の柱を半分以上埋め込み、柱と柱の間にフェンスを施して土砂崩落を食い止める。総延長は257メートルで昨年度に着工し、本年度は約100メートル設置する。工期は平成32(2020)年度までを予定する。
 木曽平沢の砂防堰堤は馬沢と川鳥沢に設け、川鳥沢は2基建設する。馬沢は年度内に本体工事に着手し、長さ約70メートル、高さ13メートルの堰堤を設ける。工期は32年度まで。川鳥沢は堰堤の設計を見直しており、来年度に本体工事に入る予定となっている。
 建設する3施設の周辺は土砂災害防止法の特別警戒区域などに指定され、住宅のほか市の指定避難場所、老人保健施設などがある。担当の県松本建設事務所整備課は「土砂流出を防ぎ、住民の生命財産を守りたい」と話している。

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