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松本の魅力発信、地元女性を素人モデルに 名所紹介の無料写真小冊子創刊

冊子を作った橋倉さん(右)と水上さん

 慣れ親しんだ松本の魅力を再発見・発信しようと、松本市内の男性有志3人がこのほど、市内在住の「普通の女の子」をモデルに市内各所で撮影したスナップ写真を載せる無料の小冊子『まつもと女子 Matsujyo』を創刊した。松本城や縄手通り、中町通りといった松本らしさを感じさせる場所で撮影を行い、17~32歳のさまざまな職業の女性11人を登場させた。これからもモデルを募りながら不定期で発行を続けていきたい考えだ。

 市内でライブハウスを営む水上誠さん(39)=安曇野市三郷明盛=と、常連客の後藤修作さん(32)=松本市今井=が昨夏、「何か面白いことをしよう」と冊子づくりを思い立った。ライブの宣伝ポスターなどを制作した経験のあるミュージシャンの橋倉祐介さん(28)=松本市城山=が編集を手掛け、市内在住の女性のカメラ愛好家に撮影を依頼した。
 「素人の集まりで、手探りでやった。利益は目的でなく、自己満足ですかね」と水上さんは笑って振り返るが、創刊号はA5サイズのフルカラー61ページで、プロ顔負けの冊子に仕上がった。写っている女性たちの表情は自然でかわいらしく、松本の美しい景色と調和している。
 橋倉さんは「写真で見せる冊子にしたかった」と話し、文字数を極力少なくした。撮影地にもこだわり、松本城、夜の縄手通り、アジサイが咲く弘長寺、飲食店などに足を運んだ。松本衣デザイン専門学校の学生がデザインした服を着ている女性も写っている。
 モデルはライブハウスの女性客ら知人に声をかけて集め、市内の飲食店から製作費の協力を受けた。宣伝を目的としないため、店の紹介をほとんど載せていないのも特徴だ。
 創刊号は1000部を印刷し、協力店などに置いている。不定期刊行の予定で、モデルも随時募集していく。水上さんは「SNS(会員制交流サイト)が全盛の時代にあって、あえて紙媒体で松本の魅力を発信しようと思った。冊子が多くの人の話題になればうれしい」と話している。