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山形のリンゴと風景堪能 台湾からの旅行者が収穫体験

リンゴ狩りを楽しむ参加者。中央が松澤さん

 台湾から旅行で訪れた25人が8日、山形村でリンゴの収穫を体験した。村出身で、国際活動のNPO法人・育桜会の理事長を務める松澤寛文さん(70)=東京都世田谷区ーが、特に縁が深い台湾の人たちを故郷に案内した。台湾では大玉で甘いリンゴは高価で珍しいといい、参加者は真っ赤な果実が実る風景を歓声を上げて楽しんだ。

 下竹田の越孝志さん(80)の畑を訪ねた。脚立を使って高い部分の実も取り、箱詰めの体験もした。越さんの厚意で試食もした。初めて来た徐瑞芳さん(54)は「とても甘い。帰っても長野県のリンゴに目が行くと思う」と話した。昼食は村内の店でそばを楽しんだ。林がい弦君(8)は「冷たくておいしかった」と笑顔だった。
 台湾出身で千葉県市川市に住む橋本佳奈さん(47)は「静かでいい雰囲気」と話した。山並みを背にする風景を見た黄木壽さん(58)は「感動させる景色だ」と目を細めていた。
 育桜会は世界で桜を植える活動をしていて、特に台湾での植樹が多い。台湾の人たちに来村を呼び掛けて14年目になるという松澤さんは首都圏村人会の副会長も務めており「ふるさとを自慢したい気持ちもある」と話した。
 一行は村役場で本庄利昭村長に面会した。本庄村長は「いろいろなつながりを大切にして、交流が深まればと思う」と期待していた。