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塩尻市の3歳児健診に合わせた親の血液検査利用低調

 塩尻市が3歳児健診に合わせて保護者に勧めている血液検査の利用が低調だ。市は9月までの半年間に100人の利用を見込んでいたが、10月末現在で58人(対象者の12・2%)にとどまっている。1000円負担で自宅で簡単にできる検査の上、保健指導が受けられる本年度の新規事業で、市は「健康増進に役立てて」と利用を呼び掛けている。

 3歳児健診は月2回実施している。市は健診の通知とは別に、血液検査のお知らせを郵送している。特定健診前の39歳以下の両親が対象でパソコンかスマートフォンで申し込み、1000円を支払うと血液検査のキットが自宅に送られてくる。指先から採血して業者に送ると、1週間後に検査結果がメールで届く。
 検査では中性脂肪や肝機能など14項目の値が分かり、市は3歳児健診の当日、保健師と栄養士が生活で気をつける点や、バランスの良い食事などについて助言する。8日の3歳児健診で自身の保健指導を受けた広丘吉田の主婦・前田絵里奈さん(30)は「針を指に押し当てるのは少し怖かったが痛くなかった。普段の健診と違う項目をみてもらえてよかった」と話していた。
 市健康づくり課によると、勤務先で健診を受けている保護者もいるが、聞き取りで検査を面倒に思ったり、案内文の送付に気付かなかったりする保護者がいる。近く、市の子育て情報を掲載するサイト「しおじりまぁるい子育てネット」などでも検査をPRする予定で、上條竹美担当係長は「自分の健康を知るいい機会。親子双方の健康維持に役立ててほしい」と話している。