地域の話題

木曽地域の郷土食レシピ集に

 木曽町と王滝村の観光戦略を担う「木曽おんたけ観光局」が、木曽地域の郷土食のレシピ集「木曽谷 食まわり」を発売した。全12巻あり、1巻ごとに季節や素材に応じたテーマを設定した。地域で郷土食の伝承に携わる3人の「達人」がレシピ作りや料理写真撮影で協力し、コラムも執筆した。

 レシピ集は、木曽町の農産物加工施設「夢人市」代表の野口廣子さん、木曽地域の郷土食の発信に取り組む木曽町内の女性グループ「四季の会」代表の青木佳代子さん、ドングリ料理「ひだみ料理」を研究している王滝村野口の瀬戸美恵子さんが協力した。
 瀬戸さんは「ドングリ料理が、一冊にまとまるのは初めて」と喜んでいる。野口さんと青木さんは、伝統食を発信する機会になることを願うと共に「まずは地元の食文化が、地域の人に伝承されるきっかけになってほしい」と期待している。
 第1~4巻は木曽町の四季の郷土食がテーマで、朴葉料理や三岳ずしなどを載せた。9巻で木曽伝統の漬物・すんきを紹介した。王滝村で古くから食用技術が伝承されてきたドングリ料理は10巻に「ひだみ料理いろいろ」として載っている。
 同観光局や町が平成29年度から取り組む「食のコンテンツ開発」プロジェクトの一環で、初版として1000冊作った。各巻A5判24~40㌻で、500円(税別)で販売する。当初は同観光局で販売し、近く町内の道の駅でも取り扱う。レシピ集の英語版の出版も予定する。