教育・子育て

塩尻の放課後クラブ 児童の利用時間延びる

 仕事などで保護者が家庭にいない小学生が利用する塩尻市の放課後児童クラブで、最終時刻の午後7時までの登録児童が増え続けている。本年度は10月1日現在、同時刻までの登録児童数は244人で、全体の4分の1に上る。共働き世帯の増加が背景にあるが、現場からは「子供の視点に立った支援」の必要性を指摘する声が上がっている。

 市によると午後7時までの登録児童数はここ数年、毎年20~30人ペースで増えている。広丘高出の塩尻児童館の放課後児童クラブでは、9月の午後7時登録の児童数は49人で全体の31%に上った。このうち1~3年生が各12人と多い。6時半以降も児童館にいた児童の数は1日平均で、6月が14・5人、7月が10・2人、8月が7・2人、9月が8・4人だった。
 こうした状況に、深澤伸吾館長は「せめて子供が低学年のうちは保護者が少しでも早く帰れるように市が理念を示し、企業に協力を呼び掛けるなどの環境づくりが必要では」と指摘する。
 市は本年度、放課後児童クラブの利用時間に、従来の「午後6時まで」と「7時まで」に加え、「5時まで」の区分を設けた。「5時まで」だと料金が半額で、10月1日現在、この区分が約4割に利用されている。
 市こども課の青木正典課長は「なるべく早く家に帰って親子のコミュニケーションを深めてほしいのが本音。ただ、各家庭の事情があり、対応は難しい」と頭を悩ませている。