連載・特集

2018.11.16みすず野

 あれは4年前の晩秋、土曜日の夜、場所は敵地福岡、雨がそぼ降るスタジアムであった。そんな悪条件のなか、サッカーJ2松本山雅FCは2―1で福岡に勝ち、J1自動昇格を決めた。J2に参入してわずか3年、選手、関係者、サポーターの夢が成った◆忘れようにも忘れられない興奮と感動だった。あの感動をもう一度味わいたい。多くの市民、住民がそう願っている。松本山雅の今季最終戦が明日、本拠地サンプロアルウィンであり、徳島に勝てば、J2初優勝とJ1自動昇格が同時決定する。まさに大一番◆今季は、過去3シーズンの厳しい現実を踏まえ、悔しい思いを晴らすべく、大型補強を行い、手厚い布陣で戦ってきた。攻撃力はいま一つの印象だが、堅い守備で失点を最小限に抑え、接戦をものにすることが多かった。7年目の反町康治監督の采配も光った。そして迎える集大成の試合である◆今季のただ一つの目標、J1再昇格を果たしてもらいたい。幸い自力で決められる。勝ちさえすれば、他チームの結果は関係ない。天気が少し心配とはいえ、スタンドは熱い熱いファンで膨れ上がり、大声援がこだまするだろう。