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ドローンで鳥インフル予防 会田養鶏が殺菌剤散布

 松本市会田の農事組合法人・会田共同養鶏組合(中島学会長)が、鳥インフルエンザの感染防止対策として、今冬からドローン(小型無人航空機)の活用を始める。ドローンで鶏舎の屋根に殺菌剤を散布して野鳥や野生動物が落とすふんなどからの感染を防ぐもので、全国の養鶏場で初の試みとみられる。

 組合が10リットルの薬剤を積める比較的大きなドローンを購入し、12月から感染の危険性が下がる春まで毎週、鶏舎の屋根に散布する。薬剤は食品工場などで設備や指先の殺菌に使われる、周辺への影響が軽微なものを使用する。
 養鶏場内の空き地で30日、勤務する組合員を対象にしたドローンの操縦免許取得講習会が開かれ、8人が実際に散布を行うドローンを操縦した。
 組合では鳥インフルエンザ対策としてこれまで、鶏舎への防鳥網の設置や、敷地に入るトラックの消毒などを行ってきた。「現状でも100%の対策」(中島会長)というが、さらに念には念を入れようと、ドローンを活用することになった。
 将来的には、養鶏場の地図をデータ化し、AI(人工知能)を搭載したドローンで自動的に散布を行う仕組みづくりも構想する。中島会長は「できる限りのことをして、対策を110%、120%の状態に高めたい」と話している。

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