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夢の五輪へ一歩、フェアリージャパンに 菅野中3年の二木乃愛さん

 松本市の菅野中学校3年の二木乃愛さん(15)が、新体操日本女子「フェアリージャパンPOLA」15期の団体メンバーに選ばれた。メンバーを選考するトライアウトを経て、今月19日に内定した。憧れのフェアリージャパンに選ばれ「まだ実感は湧かないけれどすごくうれしい。早く練習に参加したい」と胸を躍らせる。二木さんが所属する新体操クラブ「WingまつもとR・G」(松本市)によると、県内選手がフェアリージャパンの団体メンバーに選ばれるのは初の快挙となる。

 都内で14日に行われたトライアウトに参加し、14期のメンバー9人が選出される中、新規で選ばれた5人の中に食い込んだ。トライアウトでは手具の操作や交換などを行い、二木さんは「難しいところではミスもあったけれど、基礎的な技術や柔軟性が評価されたと思う」と振り返る。
 二木さんは中学1年生のときに日本体操協会のジュニア強化選手に選ばれ、昨年と今年のアジアジュニア選手権に出場した。2大会連続の団体総合優勝に貢献するなど着実に実績を積んできた。「憧れの存在」というフェアリージャパンの一員になり「少しオリンピックが近くなかったかな。東京五輪も出たいけれど、その次のパリ五輪を一番目指している」と意気込む。
 トライアウトは1年ごとに開催される。五輪を目指す上で、継続してメンバー入りする必要があり、メンバー入りしても大会に出場できるのは5人で、ここからが厳しい戦いになる。11月上旬からはロシア合宿が始まる予定で、その後は国内合宿や国際大会を重ね、来年9月の世界選手権に向けて強化を図る。二木さんは「前からいるメンバーは迫力や演技の魅せ方がすごい。難しいこともどんどん身につけ、大会に出られるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。
 WingまつもとR・Gの西沢啓子代表は「目指していた夢に一歩近づいた。全力で応援していきたい」と喜び、菅野中の松島恒志校長も「本当にすごい。地元にとってもうれしいこと。五輪に出てほしい」と激励している。