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「一人一人の応援が山雅の力に」 ウルトラス松本の新旧コールリーダー語る

拡声器で応援を指揮する現コールリーダーの新関さん(21日、サンプロアルウィン)

 サッカーのJ2優勝、J1昇格という「頂」を目指す、松本山雅FCの今季の戦いがいよいよ最終盤に差し掛かった。暫定で首位に立つ中、28日に敵地で2位大分トリニータとの大一番を迎える。スタンドで選手たちを後押しするサポーターたちはリーグ戦残り4試合をどのように戦おうとしているのか。チーム強化が始まった当初から15年間にわたり応援を統率し続けている団体「ウルトラス松本」の新旧コールリーダーに思いを聞いた。
 「重圧を感じている選手が普段通りの力を出せる、プレッシャーをみんなで分かち合うスタンドに」。平成28年まで10年間、コールリーダーを務めた小松洋平さん(32)=東京都=はそう話す。
 21日のホーム岐阜戦で、ウルトラス松本は着座で観戦するメインとバックスタンドで、良いプレーに拍手を送るよう観客に呼び掛けた。過去にも観客一人一人の拍手でスタジアムの雰囲気が大きく変わる試合を何度も体感してきたといい、「拍手、応援歌を口ずさむ、ちょっとしたことが選手の背中を押す。それぞれができることを」と力を込める。
 初代コールリーダーを務めた疋田幸也さん(42)=松本市波田=は、上位リーグへの昇格を果たしたシーズンは「勝負どころの試合でスタジアムが一体になって大きな力を作り出した」と振り返る。どのような応援を求めるか観客の考えはさまざまになってきているが、「一人一人の積極的な参加が山雅の強み。昔も観客が増えた今もそれは変わらない」と話した。

 現在コールリーダーを務める新関孝典さん(27)=伊那市。4代目で中学生の時からウルトラス松本で活動し、平成28年に就任した。

 ―今季に懸ける思いは。
 前回のJ1昇格はサポーターが選手に連れて行ってもらった昇格だった。選手たちはここ2年悔しい思いをしていると思う。今季は結果次第でクラブの成長の仕方も大きく変わってくる大切な年だと思う。自分たちの後押しで選手を頂に立たせたい。

 ―今季のスタンドの様子は。
 首位で終盤を迎えて全体の雰囲気は良い。岐阜戦は勝利にはつながらなかったが、メインとバックスタンドを巻き込んだ応援に手応えを感じた。

 ―残り4試合をどう戦うか。 
 最後まで頂(J2優勝)にこだわり、サポーターができることは何でもやっていく。一人でも多くの人の力が必要で、ホームゲームは満員の状態で後押ししたい。スタジアムに足を運んでほしい。