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海外の旅行会社5社が観光地視察

 訪日外国人向けの周遊観光ルートを北陸新幹線沿線地域に生み出そうと、国や都県、JRなどが取り組んでいる「グランドサークルプロジェクト」の一環で22日、海外3カ国の旅行会社の社員が県内各地を視察した。アメリカ、カナダ、オーストラリアから5社5人が訪れ、松本地域では安曇野市の大王わさび農場、松本市の国宝松本城を巡り、魅力に触れた。

 松本城では公園内を散策したり天守を見学したりして歴史や文化を楽しみ、アメリカにあるHISグループの旅行会社から参加したハント・マシューさん(29)は「美しい城。ぜひ観光ルートに組み込みたい」と話した。一行は東京・大阪エリア、北陸エリアの鉄道で利用できる外国人向けフリーパス「北陸アーチパス」を利用して20~28日の8泊9日の日程で日本に滞在し、各地で観光視察を行っている。
 プロジェクトは、国土交通省北陸信越運輸局と、長野県を含む10都県、JR東日本、JR西日本が連携して平成26年度から進めている。訪日外国人が東京│関西間で利用し「ゴールデンルート」と呼ばれる太平洋側ルートから、北陸エリアに新たな動線を生み出そうと、年度ごとに海外のメディアや観光関係者らを招致しPRを図っている。今回参加した各旅行会社は視察の成果を生かし、北陸新幹線を利用した新たな観光商品を開発する。