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犬用ジャーキー鹿肉で

 美ケ原高原周辺で狩猟されたり、駆除されたりした鹿の肉を加工した犬用ジャーキーの製造・販売を手掛けている上原真由美さん(40)=松本市神林=が、鹿肉のジャーキーの普及に向けてインターネット上で寄付を募るクラウドファンディングプロジェクトを始めた。調達した資金で、加工に使う業務用食品乾燥機の購入を目指す。活動を通じて鹿肉ジャーキーの知名度を向上させ、食肉に回せず廃棄されてしまう鹿肉を有効活用する取り組みを広めていきたいと願っている。

 19日から、ショップとSNS(会員制交流サイト)でクラウドファンディングへの協力を呼び掛け、40日間寄付を募る。目標額は75万円としている。
 鹿肉ジャーキーは、上原さんが1年半ほど前に始めたオンラインショップ「信州わんわんジャーキー」で受注販売している。鹿肉は栄養価が高く脂質が少ないためペットのおやつに最適だという。これまでは家庭用食品乾燥機で加工してきたが、業務用があれば従来は対応し切れなかった部位の加工ができ、より高品質の製品を数多く作れるようになる。
 上原さんは愛犬と参加したドッグショーで犬用の鹿肉ジャーキーの存在を知り、鳥獣捕獲事業を手掛ける父(69)の協力でショップを始めた。昨年には自分も狩猟免許を取得した。地元の猟友会に所属し、鳥獣の命を無駄なく活用する取り組みをPRしている。
 4年前に交通事故で先代の愛犬を失い、命を無駄なく生かすことには強い思いがある。上原さんは「多くの命を少しでも無駄にせず、ペットに安心・安全なものを届けていけたら」と話している。
 問い合わせは上原さんのメール(mayumi4245@gmail.com)へ。