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災害想定 2500人対応確認 塩尻で県総合防災訓練

 本年度の県総合防災訓練が21日、塩尻市広丘高出の中央スポーツ公園を主会場に開かれた。消防や警察、自衛隊など134団体約2500人が参加し、土砂災害で倒壊した建物などからの救助など、本番さながらの訓練が繰り広げられた。

 大地震による土砂崩落被害を想定した訓練では、県警がカメラ付きの小型マルチコプターを使って上空から被害状況を確認し、消防、警察、自衛隊がそれぞれ救助活動を行った。土砂に流されて折り重なるようになった車からの救助では、特殊な器具で車体の天井をはがし、「もう少しですよ。頑張って」などと大きな声を掛けて、担架で運び出していた。
 塩尻市で県総合防災訓練が開かれるのは20年ぶり3回目で、会場には多くの市民も訪れた。夫婦で見学していた同市大門の東朋彦さん(54)は「訓練を見ることで実際に被害に遭ったときに客観的に考えることができる」と話していた。
 主会場では住民による初期消火や救助、救出や、電気や水道などのインフラ復旧、異臭事案への対応など、多種多様な訓練が行われた。会場周辺では地震体験車や土石流の恐さを学べる3Dシアターなどもあり、多くの親子連れが参加して防災意識を高めていた。
 塩尻市保健福祉センターでは松本広域災害医療連携訓練が、信州まつもと空港にある広域搬送拠点臨時医療施設で医療搬送訓練も行われた。