政治・経済

扇子田公園一部移転へ

 国が松本市~福井市間で進めている中部縦貫自動車道の整備計画のうち、事業化されている松本波田道路(松本市島立~波田、5・3㌔)で、松本市は15日、ルート上にある市波田扇子田運動公園について、道路建設で失われる部分の代替地を隣接地に確保する方針を市議会総務委員協議会に示した。移転させる機能は庁内や地元で協議して決める。

 運動公園の面積6・2㌶のうち、道路建設で25%に当たる1・6㌶が失われる。移転候補地として、運動公園内にある波田B&G海洋センター(屋内プール)の西隣と東隣の農地2カ所に、計1・8㌶を確保する。
 道路建設で失われる機能は自由広場、複合遊具、無線操縦カーのコース、壁打ちテニスコート、駐車場(72台分)、3バイ3バスケットボールコート(2面)、トイレ棟などとなっている。B&G海洋センターと屋内運動施設のアリーナ、テニスコートは残る。
 市によると、波田地区と地元町会がB&G海洋センターの東隣と西隣への移転地確保を望んでおり、関係地権者の内諾も得ているという。移転に当たっては、現施設の減価償却分を除いた移転費用を国が負担する「公共補償」で行われる。来年度に基本設計が、平成35(2023)年度以降に用地買収と工事が予定されている。
 移転地に整備する機能の検討は今後の課題となる。趣味のテニスや犬の散歩で扇子田運動公園をよく利用しているという、石芝3の主婦(58)は「子供やお年寄りが壁打ちテニスコートを使っているのをよく見る。広くて緑がいっぱいでいい場所なので、少しでも多くの機能を残してほしい」と期待する。
 市によると、B&G海洋センターは年間7万人前後の利用があって好調のほか、アリーナやテニスコートも週末の利用率が高い。スポーツ推進課は「松本西部地域にある一定規模の運動公園として貴重」としている。