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南木曽3保育園 町教委が読書統合の素案まとめる

 少子化の進行を受けた南木曽町立3保育園統合の検討で、町教育委員会が、読書保育園を統合場所とし、平成33年4月をめどに新体制を開始する「素案」をまとめた。統合のあり方を諮問している町保育所審議会に、議論の「たたき台」として提案した。保育園統合の検討は平成15年度から進められてきたが、町教委が統合場所・時期の案を示したのは初めてとなる。統合の具体案が提示されたことで、議論が活発化しそうだ。

 素案によると統合園は、既存の読書保育園の園舎を活用する。出生数の見込みから、園児数は3~5歳児が計75人程度、1~2歳児(未満児)が30人ほどと想定している。未満児保育は、これまで3園とも1、2歳児を一緒に見ていたが、統合園では職員体制を充実させ、1歳児と2歳児のクラスを分ける。広瀬・蘭、田立からは通園バスを運行する。
 蘭、田立の両保育園の園舎も残して活用する。蘭は、登録制・常設型の未満児受け入れ施設とする。一部を地域に開放して地域多目的施設としての機能も持たせる。
 田立には、現在は南木曽会館で実施している発達支援教室「遊びの教室」と、幼児と保護者の遊びの場「おやこのひろば」を置く。月1回程度、未満児の一時預かりサービスも実施する。
 素案は、これまでの審議会での議論と、中学生以下の子供の保護者を対象に実施したアンケート結果を踏まえてまとめた。
 保育所審議会は当初、10月末の答申を予定していたが、町教育委員会は期間を延長して十分な議論を求める方針だ。今月に順次開催する3園の保護者会や、町内7地区の町政報告会でも意見を集め、審議会に報告する。町教育委員会は「素案は最終的な町の案ではない」とし、幅広く意見を吸収し慎重に議論を進める姿勢を強調している。

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