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木曽産材で弦楽器手作り 滞在型観光創出へ木祖で初の試み

 アスナロやミズメといった木曽産材を使い、「バンドーラ」という弦楽器を制作する体験会が、木祖村小木曽のレジャー施設・こだまの森で開かれている。共鳴部分の胴体をくりぬいて作るのがバンドーラの特徴で、好きなデザインが可能だ。県内外から12人が参加し「世界に1本だけ」の楽器作りを楽しんでいる。

 2日目の4日は、棹(ネック)作りと、胴部にサウンドホールを開ける作業に取り組んだ。村内の別荘地に住む内川恵枝子さん(66)=名古屋市=は「手作りのバンドーラを弾くのが今から楽しみ」と期待した。
 最終日の7日、完成した楽器で演奏を楽しむ。バンドーラの考案者で講師を務める中澤準一さん(68)=上松町=は「皆さん熱心」と感心していた。
 滞在型の観光事業の創出を目指す村観光協会が初めて企画した。専務理事の圃中登志彦さんは「森林への愛着を深めていただく狙いもある。『木曽らしさ』のPRにつなげたい」と話していた。