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紫外線予防を山雅戦で発信 松本市が花王と連携し全国へ

予防医学の観点から紫外線が強いという松本での対策を呼び掛ける市長メッセージと試供品

 健康で自立した生涯期間を延ばす総合政策「健康寿命延伸都市・松本の創造」を掲げる松本市は、サッカーJ2松本山雅FCの試合に合わせて「スポーツ観戦時は紫外線予防」を提唱するキャンペーンを行う。標高が高く日照時間が長いため皮膚がんの原因にもなる紫外線量が「日本一」ともいわれる松本から全国へ発信する。山雅とヘルスケア大手の花王(本店・東京都)の協力で、日焼け止めクリームの試供品を山雅のホームゲームに合わせて観戦者に配りPRする。

 医療者として紫外線予防の重要性を考えた菅谷昭市長が提唱する。キャンペーンは6日と21日のいずれもホームゲームで行う。市長メッセージを入れた日焼け止め試供品を各日1万個、サンプロアルウィンの来場者に配布する。メッセージには、呼び掛けの根拠となる、紫外線による健康への影響や日本人の罹患率などの環境省のデータを掲載した。
 3月に市民団体・新しいビジネスモデルを考える会の胡桃裕一代表(57)が市に提案し、菅谷市長が予防医学の観点から紫外線対策が必要だと考えていたのと合致し、企画した。花王は、昨年4月に英国で開かれた高齢化社会の健康増進政策に関する日英シンポジウムに菅谷市長とともに出席していた縁もあり協力した。
 紫外線を無防備に浴びた人はシミやしわだけでなく、後年に皮膚がんを発症するリスクが高くなるという。性別や年齢を問わず安心して屋外でスポーツを楽しむには紫外線対策を習慣化させる必要があり、健康づくり政策「プロスポーツを通したまちづくり」を基に、まずは応援に熱心な山雅サポーターらに呼び掛ける。菅谷市長は「反応が楽しみ。一大ムーブメントになれば」と波及効果を期待している。