連載・特集

2018.10.31みすず野

 ハロウィーンとは、古代ケルト人が起源の毎年10月31日に行う宗教的祭事だったという。米国で民間行事として定着、子どもたちが魔女やお化けに仮装し、近所の家を訪ねてお菓子をもらう、そんな祭りだ◆日本は平成9(1997)年に、東京ディズニーランドでイベントとして開催され、広まった。仮装の写真などを共有できるSNS(交流サイト)により、若者を中心に近年浸透した。ところがである。東京・渋谷で、ハロウィーンに参加した若者たちの暴徒化が報じられた◆仮装した人たちが大挙して押し寄せ、軽トラックを横転させるは、自動販売機を壊すは、盗撮、痴漢行為、盗みも働いたようで、何を考えて参加したのか、と言いたい。仮装し、酒の勢いを借り、別人格になって、バレないだろうと憂さ晴らしか。熱狂もここまでいくと、迷惑を通り越して犯罪である◆当地では、塩尻市の大門商店街で毎年開かれ、パレードや仮装コンテストがにぎわっている。商店街の活性化策として始まったと思われるが、参加者は楽しく、店ももうかればというものだろう。暴徒化はいけない。せっかくの催しが理解を得られなくなる。

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