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高級酒米で麻績村おこし 「おみごと」が金紋錦試験栽培

試験栽培された金紋錦の収穫作業

 遊休荒廃地の活用や農業後継者の育成を進める麻績村のNPO法人・おみごとは本年度、村の協力を得て、高級酒米「金紋錦」の試験栽培に取り組んだ。昨年度から酒米・美山錦の栽培を続けてきたが、より付加価値の高い酒米を育てて、農家の収入増につなげたいと挑戦した。

 横辻区の遊休荒廃地約60アールを活用し、村の営農組織との協働で栽培した。6日に稲刈りを済ませた。
 収穫した金紋錦は乾燥後、現在は美山錦で造られている日本酒「麻績郷」の原料に用いられる予定だ。醸造先の酒造会社・酒千蔵野(長野市)と相談し、どんな酒を造るか決めるという。
 おみごとの関係者は「栽培に苦労することなく今夏の猛暑も乗り切れた。出来も悪くない。お酒にしたらどうなるか楽しみ」と話す。
 村などによると、金紋錦は県農業試験場で生まれ、昭和39年に愛称が決まった品種で、下高井郡木島平村が中心的な産地になっている。昨年度の収穫量は県内で約350トンだった。村は今後、個人の栽培農家が増えることを期待している。
 おみごとの代表理事を務める高野忠房村長は「美山錦よりいい酒ができそうだ。酒の反響を見ないと分からないが、地域の特色を出していける酒になればうれしい」と話している。