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タカの渡りが最盛期 奈川・白樺峠で

タカの渡りを見ようと白樺峠の集まった大勢の人たち。撮影用の望遠レンズがずらりと並ぶ(19日午前10時25分ころ)

 冬を前にタカの仲間が暖かい南国へ渡る「タカの渡り」の季節を迎えた。秋晴れとなった19日、観察地として知られる松本市奈川の白樺峠(約1600メートル)では、サシバやハチクマなど今季最高の約4000羽が飛来し、次々と上空を通過していった。真っ青な大空を雄大に舞う姿が、観察を楽しむ大勢の人たちを楽しませた。

 白樺峠付近はタカの渡りの主要ルートの一つで、この日は近くの山上にある観察拠点「たか見の広場」に200人を超す人たちが集まった。長大な望遠レンズがずらりと並ぶ中、渡りは午後にピークを迎え、1時すぎには100羽以上が群れとなり上昇気流に乗って旋回する「タカ柱」も発生した。
 松本市安曇の主婦・齋藤真弓さん(38)は長男の春也ちゃん(1)を連れて訪れ「身近に日本有数のタカ渡りスポットがあるのは驚き。最近は子供を連れてのピクニック気分で楽しんでいる」とほほ笑み、茨城県かすみがうら市から夫婦で訪れた司法書士・齋藤和彦さん(67)は「タカが飛ぶ姿を見られて感激。また来たい」と話した。
 白樺峠で観察調査をする信州ワシタカ類渡り調査研究グループによると、今季の渡りは今月に入り本格化し、11日と16日に1000羽を超え、18日は午後5時以降も飛来が相次ぐ珍しい光景もあって1500羽を超えた。グループの中村照男さん(67)=池田町=は「25日ころにかけて多くの飛来を楽しめるのでは」と話している。

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