政治・経済

細川製作所の豊科工場 新潟へ 生産効率化

 安曇野市豊科の吉野地区に本社と工場がある精米機メーカー・細川製作所(細川康之社長)が8月いっぱいで同工場での生産を終了させ、生産拠点を業務提携している精米機メーカー・マルマス機械(本社・富山県上市町、平野泰孝社長)の新潟工場(新潟県燕市)に移設、集約していたことが18日に分かった。両社の共同ブランドとしている製品の生産効率化が目的だ。

 細川製作所の本社機能は、市内の豊科田沢へ移転し、開発や一部生産も担うという。細川社長は「新潟へは(生産の)約8割を移す」と話した。横浜市にある横浜営業本部は維持する。国道147号沿いにある本社・工場ではすでに主な樹木が伐採され、建物の解体も始まっている。敷地は更地にして売却する。現時点で跡地利用は未定だ。約30人の従業員は、豊科田沢の本社や新潟工場へ移るなどする。
 主に家庭用や小型の精米機を生産する細川製作所は、農家向けの中型、大型の精米機を手掛けるマルマス機械と約3年前に業務提携した。得意分野を補完し合って、両社の共通ブランドの製造を始めた。生産拠点の移転で、より効率的な生産体制を整えることにした。
 細川製作所は昭和23年の創立で、吉野地区の工場は部品の製造から組み立てまで一連の工程を見学でき、子供たちや市民がものづくりについて学ぶ場所としても親しまれてきた。