政治・経済

県議選 現・元5人が出馬へ

 来春の県議会議員選挙は、選挙区見直しにより現在の松本市区(定数6)と東筑摩郡区(定数1)が合区されて行われる。新しい「松本市・東筑摩郡区」(定数7)には今のところ、現職4人、元職1人が市民タイムスの取材に対して立候補の意思を示している。他の現職3人は態度を決めていない。他に新人擁立を模索する動きがある。告示までまだ半年ほどあるが、区域の拡大もあって選挙をにらんだ動きは4年前の前回選より「早まっている印象」との声が複数の現職から聞かれる。

 これまでに出馬表明したのは、6期目の自民党現職・本郷一彦氏(71)、いずれも2期目の共産党現職・両角友成氏(65)と公明党現職・中川宏昌氏(48)の3人。正式表明はこれからだが、取材に出馬意思を示したのは4期目の自民党現職・清沢英男氏(68)と元職の中川博司氏(60)の2人。
 7期目の自民党現職・萩原清氏(67)は「出馬の意欲はある」としつつ後援会と相談して意思決定する考えだ。3期目の国民民主党現職・下沢順一郎氏(59)は出馬に前向きで「県内地方政党の立ち上げ後に判断したい」とする。前回選に現松本市区最多得票で初当選した県会会派グリーンライトの百瀬智之氏(35)は「任期満了まで仕事を全うする。県会2月定例会後に判断したい」と態度を保留している。
 現松本市区で平成23年から1期務め、前回落選した元職・中川博司氏(60)は今月末に後援会の役員総会で正式に出馬表明する予定だ。社民党県連幹事長を務めるが、今県議選には無所属で出馬する方向で調整している。
 前回落選した日本維新の会県総支部幹事長の手塚大輔氏(35)=松本市宮渕3=は自身の出馬を否定し「維新の会として候補擁立を目指す」とする。
 東筑摩郡区は19年、23年、27年と3期連続で無投票だったが、松本市区と合わさり郡内が集票の「草刈り場」となる可能性がある。広がった新しい選挙区内ですでに選挙をにらんだあいさつ回りの動きがある中、郡内に地盤を持つ清沢氏は後援会組織の強化を図る。一方で、松本市区選出の現職からは「(東筑を含めた)選挙区内を十分に回りきれるか」と心配する声もある。
 県選挙管理委員会によると、9月1日現在の選挙人名簿登録者数は、松本市が19万7775人、東筑摩郡が1万9256人で、計21万7031人。