政治・経済

塩尻市長選あす告示 現新対決 市議補選は無投票濃厚

 任期満了に伴う塩尻市長選挙が16日に告示される。いずれも無所属で現職の小口利幸氏(67)=塩尻町=と、新人の元市議会議員・平間正治氏(64)=大門田川町=の一騎打ちとなる見通しだ。4期16年の実績を「力」として継続を目指す小口氏と、5選阻止を掲げる平間氏による7日間の選挙戦が始まる。同日程で行われる市議会議員補欠選挙(欠員1)に出馬を予定しているのは新人の元市部長・赤羽誠治氏(62)=塩尻町=だけで、無投票となる公算が大きい。

 5選を目指す小口氏は2月に立候補を正式に表明し、5月下旬に選挙公約を発表した。4期目から引き続いて「子育てしたくなる街日本一を目指して」をスローガンに掲げ、これまでの実績を強調している。5期目の自らの仕事として、信州Fパワープロジェクトの木質バイオマス発電所の稼働支援による林業再生、ワインを活用した地域ブランドの構築を挙げている。
 市内10地区に支部がある後援会を中心に、8月中に全地区で市政報告会を開催し、計1000人余の支持者が集まった。40以上の団体からの推薦も受けているが、陣営幹部は「危機感を持って万全の態勢で臨む」と引き締める。
 平間氏は5月下旬に出馬を正式表明し、8月上旬に公約を発表した。「市民が主人公のまちづくり」を掲げ、高ボッチ山麓の観光開発事業の誘致研究や、マタニティーサポートタクシーの開設、市の周辺部と中心部を結ぶ直行バスの運行などに取り組むとする。
 組織に頼らない草の根で支持を広げ、連日あいさつ回りを重ね、活動報告会などで政策の浸透を図ってきた。今月に入り毎朝1時間、「市政に新風を」というのぼり旗を掲げて街頭に立ち、知名度の向上を図っている。陣営幹部は「日増しに現職の多選に批判的な声を聞き、追い風を感じる」とし、「ストップ!5期20年」と明確に打ち出している。