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北海道地震 災害復旧に力 松本砂防調査班が帰還

 北海道で6日に発生した最大震度7の地震による被災地を支援するため、国土交通省松本砂防事務所(松本市元町1)から現地に派遣されていた緊急災害対策派遣隊「被災状況調査班」の職員4人が13日、調査を終えて松本に帰還した。大規模土砂災害に見舞われた勇払郡厚真町と三笠市で活動し、石田哲也班長は「全国どこでも同じような災害は起こり得る」と語った。

 4人は被災翌日の7日に新幹線とフェリーを乗り継いで北海道入りした。8~10日は三笠市で災害危険箇所の点検をし、11日と12日は大規模な土砂崩れが発生した厚真町の現場で町道の復旧に向けた状況確認やルート変更の可否を調べた。
 調査班によると、土砂災害は表層の薄い火山灰層が崩れて発生したのが特徴的で、台風21号による降雨の影響もあったという。石田班長は「雨と余震でまた崩れないとは言えない」と語り、土砂災害の恐ろしさをあらためて感じていた。道内は大規模停電の影響も大きく、2日目の夕食はおにぎりとパンだけという食料入手困難な状況にも直面した。
 13日に砂防事務所で帰還式が開かれ、県営松本空港の札幌線を利用して松本に帰着した4人を職員15人ほどが拍手で出迎えた。石田孝司所長は「被災地の復興と安心のために力になってくれた。この経験を今後の砂防や防災の事業に生かしてほしい」と労をねぎらった。石田班長は「一日も早く復興することを願う」と述べた。