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工務店の現場互いに公開 木曽で初の見学会

 住宅建築に携わる工務店が、互いに建築現場を見学し合う取り組みが木曽で始まった。現場を他社に見せることは手の内を明かすため、通常は行われないという。職人の高齢化や大手住宅メーカーの攻勢に直面する中、自社の技術を秘密にするよりも全体でレベルアップを図って「元気を出そう」と企画した。12日に木曽町日義で初回の見学会があり、約10社が集まって工事を手掛ける工務店代表の説明を受けた。

 木曽建設労働組合の構成組織の一つで、郡内の工務店24社でつくる県工務店協会木曽支部が支部活動の一環で始めた。初回は見学会を企画した木曽支部長の村上友紀さん(39)=同町日義、村上工務店代表=が自分が手掛ける木造住宅の現場を公開した。
 住宅は、2年後に義務化される省エネ基準を満たすといい、参加者は断熱材の使用法や工法を熱心に学んだ。同組合副組合長の古畑正美さん(63)=同町開田高原西野=は「勉強させてもらった。若いお客さんの感覚も参考になった」と喜んでいた。
 見学会は継続的に開き、現場を見せ合っていく。村上さんは「切磋琢磨し、木曽にはこんなにいい工務店がたくさんある、となっていきたい」と話していた。