政治・経済

お試し住宅で塩尻市内移住へ 振興公社が利用呼び掛け

 塩尻市振興公社は12日、市外在住者で塩尻市への移住を検討している人を対象に、「お試し住宅」事業を始めた。塩尻に滞在しながら仕事や物件探しができるようにする初めての取り組みで、利用を呼び掛けている。

 市北小野支所のすぐ近くの国道153号に面した空き家を、1週間単位で貸し出し、最長2カ月まで利用できる。洋室と和室それぞれ2室とダイニング、台所、風呂、トイレ、洗面所があり、テレビや洗濯機、冷蔵庫など生活に必要な家電やキッチン用品はほぼそろっている。賃貸料は水道・光熱費込みで1週間1万2000円、1カ月間3万6000円。振興公社と利用者が定期賃借契約を結ぶ形となる。
 振興公社は不動産業者と連携した空き家利活用促進事業に取り組んでおり、平成29年度は空き家バンクに新規登録した25件のうち22件で成約し、47人が新たに移住定住した。県内ではお試し住宅を行っている市町村が複数あり、藤森茂樹空き家コーディネーターは「視察した茅野市では常に入居者がいる状態で、首都圏の利用者が多い」と話す。
 振興公社で同事業を担当する市の地域おこし協力隊員の今井斐子さん(33)が、お試し住宅の近くの空き家を借りて生活していて、「入居者が地元の人と触れ合う機会も提供したい」と話している。
 詳細は振興公社のホームページに掲載している。問い合わせは振興公社(電話0263・51・1920)へ。